一次産品価格の部分的回復 3
ゴム価格は、米国自動車産業の力強い回復により上昇しました。
綿花については、米国における作付け面積の削減と他の主要生産国の作物不振が価格上昇に貢献しました。
1984年~1985年においては、綿花全体として、合成繊維からの競争激化、在庫の増大および生産の大幅拡大によって、引き続き好調な需要に起因する価格圧力は緩和されるでしょう。
穀物、植物油および油糧種子の価格は、1983年1年間を通じ、かなり上昇しました。
悪天候および1981年~1982年の急激な価格下落のあとを受けた米国の作付面積削減政策が供給に影響を及ぼしました。
作付面積は回復されたので、天候不順がなければ、今後の2年間における価格上昇は穏やかなものとなるでしょう。
事実、穀物価格は、1983年末から軟化しており、1984年初めにおいても価格低下傾向は続いています。
数年間にわたる下落の後、砂糖および熱帯飲料の価格は、ここ数ケ月上昇して来ています。
ココアについては、主として、アフリカの主要生産国の供給が森林火災と病害の影響を受けたこと及びブラジルの収穫減少のため価格が上昇傾向にあります。